事例2.あの時無理をしてでも・・・

売却のご相談がありお宅へお伺いいたしました。「吉田様」とさせていただきます。

 平成2年建築の綺麗な家でした。 売却理由を聞くと住宅ローンが払えなくなってきたとのこと。 ローンを組んでから2年で?と、驚いて購入時の状況をお聞きしました。購入当時のご主人様は30才。年収は約300万円。結婚間もない新婚夫婦でした。

 物件価格は3,500万円。諸費用ローン、家具、電化製品のローンも合わせて3,800万円のローンを組みました。月々の支払額は約13万円。年収300万円でどのようにしてそんなローンが組めたのですか?と尋ねるとこのような答えが。

 新築の家をたまたま見に行ったときに、その不動産屋さんの営業マンに、「私の年収でこの新築のローンなんて無理ですよね?」 と聞いたところ、 「なんとかします!」「大丈夫です!」「賃貸に払い続けるなんてもったいない」 と言われて、月々の支払いが、いくらかも教えてもらえずに契約しました。

 ローンの提出書類も全て提出してローンの審査を待っていると、「ローンが通りました」 との連絡がありました。どのようにしてローンが組めたのか尋ねたところ、提出した私(吉田様)の源泉徴収票を偽造してローンを通したとのことです。

 「すでにローンが通っているから解約はできない。」 「解約するなら違約金が発生し、約700万円支払わないといけない」 と言われました。そんなお金を用意できるわけありません。でも新築の家に住める、家を持てる、頑張ったらどうにかなる!とそのまま購入してしまったんです。

 聞いていて正直あっけに取られました。 その後はもちろん支払いが苦しくなり、ご相談の連絡をしたとのこと。 ご主人は、「あのときに無理をしてでも違約にして購入をあきらめればよかった。」でもそれも後の祭り。

 早速、売却活動を行い建築年数が新しかったことも幸いし、3,200万円で売却することができました。売却後の残債は400万円。月々1万円をお支払いです。 このご夫婦のキズは比較的浅かった例だと思います。

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